
マルシェに出店してみたけど全然売れなかった…売れるコツってあるのかな?

せっかく時間とお金を使ってマルシェ出店するんだから、しっかり稼ぎたい!
マルシェなどのイベント出店は楽しむことも大切ですが、やっぱり時間とお金を使って出るからにはしっかり売って稼ぎたいですよね。
ただ、マルシェ出店は商売であり、他の出店者との競争もあるため、ただとりあえず出店したからといって売れるものではありません。
そこで今回は、コーヒーでマルシェに5年間出店してきた私オータクが、経験から感じたマルシェで売れるコツを7つご紹介します。
ちなみに私も出店初心者のときは売り上げがなかなか上がらず、ひどいときはゼロという日もありました。嘘のようなホントの話です。
そこから下記のコツを実践し、今は出店すればある程度の売り上げは得られるようになりました。
そのため、売り上げがなかなか上がらず苦しんでいる方に参考にはなるかなと思います。
「出店するからには時間とお金を無駄にせず、しっかり稼ぎたい!」と考えている方は、ぜひご一読ください。
【初心者でもできる】マルシェで売れるコツ5選
マルシェで売れるコツは全部で7つありますが、すぐに実践するべき5つと、出店にある程度慣れてから実践してもいいかなと思う2つに分けてご紹介します。
まず、初心者でもすぐにできるマルシェで売れるコツは以下の5つです。
- 売れるマルシェを選ぶ
- 売れる商品を選ぶ
- 商品の種類を増やす
- ディスプレイに力を入れる
- 接客を大事にする
下記でそれぞれ詳しく解説します。
売れるコツ①:売れるマルシェを選ぶ
マルシェ出店初心者の間は、必ず売れるマルシェに出店するべき。
とはいっても、「売れるマルシェって何やねん!どこにあんねん!」と感じる方も多いはずです。
そこでここからは、売れるマルシェを選ぶポイントを3つ解説します。
選ぶポイントがわかれば、数あるマルシェの中から売れるマルシェを選べるようになりますよ。
選ぶポイント①:人通りが多いか
まず絶対チェックすべきは、マルシェに人通りが多いかどうかです。
理由はものすごくシンプルで、人通りが少ないマルシェよりも多いマルシェの方が、圧倒的に商品が売れる可能性が高いからです。
仮に、マルシェに来場された方の1%が自分の商品を買ってくれると考えると、来場者が100人の場合は購入者が1人ですが、来場者が10,000人の場合は購入者が100人になります。
あくまで数字上の話にはなりますが、同じ確率であっても、これだけ購入者の数に差が出るのです。
自分のお店に固定客がついていれば購入率は上げられますが、初心者のときは固定客がいないので、マルシェの来場者数に期待するしかありません。
そのためマルシェを選ぶ際は申込み前に視察を行い、人通りが多いかどうかをチェックするのがおすすめです。
選ぶポイント②:自分の商品に合っているか
出店するマルシェが、自分の出品する商品に合っているかもチェックしましょう。
マルシェと商品の相性が悪ければ、いい商品であっても売れる可能性が下がってしまうからです。
極端な例を挙げると、車でしか来れないよう場所で開催されるマルシェの場合、お酒を使用したドリンクや、お酒をたっぷり使ったお菓子などは売りにくいと考えられます(「酒まつり」みたいなお酒だけのイベントなら別ですが)。
また、ナチュラルを謳うマルシェの中で、添加物や保存料をゴリゴリに使用したものも売れなさそうですよね。(そもそも出店できないか)
このような感じで、マルシェのコンセプトに自分の商品がマッチしているかもチェックしておくべきでしょう。
選ぶポイント③:同じカテゴリーの出店者が多すぎないか
マルシェを視察する際、自分が出店するカテゴリーの出店者がすでにたくさん出店していないかも確認しておきましょう。
同じカテゴリーの商品がたくさんあっても、その商品を欲しいと来場されるお客様の数は変わらないので、一店舗あたりの売り上げが少なくなってしまうからです。
特に、コーヒーはどのマルシェにも出店者が多いほか、コーヒー屋以外でも販売していることが多いので要注意。
実際私はコーヒーの出店者が多いマルシェに出店した際「またコーヒー屋かぁ」「コーヒー屋ばっかりあるなぁ」と言われたこともあります。
マルシェを選ぶ際は、自分と同じようなカテゴリーの出店者が少ないマルシェが選べると、売り上げを上げやすくなりますよ。
売れるコツ②:売れる商品を選ぶ
マルシェで売り上げをしっかりあげたいなら、販売する商品は売れるものを選びましょう。
とはいえ「売れる商品がわかったら苦労せんねや」と感じる方も少なくないでしょう。
そこでここからは、売れる商品の特徴を3つご紹介します。
売れる商品の特徴を知って、ご自身の商品に活かしてみてくださいね。
特徴①:一般的な商品だけど他と少し違うもの
よく見る商品を他と少し違ったものにすると、商品が売れやすくなります。
なぜなら、お客様はどこにでも売っているような商品は別に欲しくないし、新しいものを欲しがっているけど、奇抜すぎるものは手が出しくいと感じるからです。
例えば、マルシェでコーヒー屋を見つけて「ホットコーヒー 〇〇円」とだけPOPに書いてあっても、「飲んでみたい!」とは思いませんよね。これは一般的すぎるために「別にいいかな」「他と変わんないじゃん」と思われる状態です。
ただ、同じホットコーヒーでも、自分が使ったことないドリッパーで入れているコーヒーなら、少しだけ興味が湧きませんか?「どんな味わいになるんだろう?」「工程が面白そうから注文してみよう」みたいな感じです。
一方、違うコーヒー屋で「松ぼっくりコーヒー」なるものが売っていたら飲んでみたいと思うでしょうか?もしかしたらめっちゃ美味しいかもしれませんが、全く味の予想ができないため「止めておこう」と感じるのではないでしょうか。(適当な例ですみません)
つまり、「知ってるけど知らない」みたいな商品が興味を持たれやすく、売れやすいです。差別化はするけど、お客様が想像しやすい中でするという感じです。
反対にありきたりな商品や、知らなさすぎる商品は興味を持たれにくいように感じます。
この内容に関しては下記の本に詳しく書かれてありますので、興味のある方は読んでみることをおすすめします。
特徴②:流行しているもの
シンプルですが、そのとき流行している商品をタイミングよく販売できればよく売れます。
例えば、数年前にタピオカドリンクが流行しましたが、そのタイミングでマルシェで販売していればよく売れたでしょう。
ただ、流行りものは飽きられるのも早いので、材料が余ってしまった場合にロスになる可能性が高いのがデメリットです。タピオカもマリトッツォも一瞬でしたよね。
瞬間的には、流行しているものも売れる商品といえるでしょう。
特徴③:季節性のもの
マルシェでは季節に合った商品が売れやすいように感じます。
やはり暑いときは冷たいもの、寒いときは温かいものが欲しくなるものです。
コーヒー屋であれば冬はホットコーヒー、ホットココアなどの温かい商品、夏はアイスコーヒーやかき氷などの冷たい商品を準備しましょう。
季節に合った商品は、売れる商品の特徴の1つですよ。
売れるコツ③:商品の種類を増やす
売り上げを上げるために、商品の種類を増やすのも1つの手です。
商品の種類が増えれば、購入するお客様の層を広げられるからです。
例えばコーヒー屋の場合、深煎りのコーヒーだけ販売していると、浅煎り好きのお客様は100%来店されません。
しかし、浅煎りコーヒーの品揃えもあれば、深煎り好きの方はもちろん、浅煎り好きの方も来店される可能性が高まります。
商品の種類が増えれば購入するお客様の層が広がるので、売り上げを上げやすくなりますよ。
コーヒーの種類を増やすなら他店から仕入れるのもアリ
「コーヒーの種類を増やして売り上げは上げたいけど、そんなに焙煎する時間も技術もない…」とお考えなら、他店の焙煎豆を仕入れて販売するのもアリです。
例えば、自分は深煎りのコーヒーを焙煎して、浅煎りのコーヒーは仕入れる。もしくは、すべて焙煎されたものを仕入れるのも個人的にはアリだと思います。
他店からの仕入れを活用することで、時間や手間をかけずに商品の幅を増やし、客層を広げられる可能性が高まります。
他店からの仕入れをうまく利用して、商品数を増やし、お客様の幅に喜んでもらえるよう準備しましょう。
売れるコツ④:ディスプレイに力を入れる
商品を売れやすくするためには、ディスプレイにも力を入れる必要があります。
なぜなら、お客様に商品を買ってもらいたいなら、まずは外観でお店の存在に気づいてもらい、興味を持ってもらわないといけないからです。
ディスプレイで力を入れるのは、
- 什器
- POP
- 小道具
など、お客様の目に触れる場所すべてです。
詳しくは下記の記事で解説していますので、マルシェで売り上げを上げたい方はぜひご覧ください。
売れるコツ⑤:接客を大事にする
マルシェで売り上げを上げるなら、接客も重要です。
無愛想な接客では、お客様が近づきにくいと感じてしまい、来店しなくなってしまうからです。
とはいえ、基本的な接客は難しいことは何もありません。
- 自然な笑顔で
- 元気よくあいさつ
- 清潔感が大事
- 言葉遣いに注意
- アイコンタクト
この5つができていれば、少なくともお客様に不愉快な思いをさせてしまうことはないでしょう。
こちらも詳しくは下記の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひご一読ください。
マルシェ出店に慣れたらチャレンジしてみたい売れるコツ2選
マルシェ出店に慣れたらチャレンジしてみたい売れるコツは以下の2つです。
- SNS・ブログなどで自分で集客する
- 行列・人だかりを作る
それぞれ以下で詳しく解説します。
売れるコツ⑥:SNS・ブログなどで自分で集客する
マルシェ出店に慣れてきたら、SNSやブログなどで、自分での集客にもチャレンジしてみましょう。
お店の存在をより多くの方に知ってもらえれば、「行ってみたい!」と思う方が増え、マルシェでの売り上げUPにつながるからです。
また、SNSやブログで集客ができると、DM等を利用して商品の事前の取り置きや、予約などを行うことも可能。
予約などが増えると、売り上げがマルシェ自体の来場者数に左右されにくくなり、安定しやすくなるというメリットも。お菓子屋さんや雑貨屋さんにはかなり良いと思います。
出店に慣れて余裕が出てきたら、SNS・ブログなどを利用してお店独自のファンを作ってみましょう。
売れるコツ⑦:行列・人だかりを作る
行列や人だかりができているお店があると「なんだろう?そんなに良いものがあるのかな?」と思って並んでしまう方も多いはずです。
マルシェ出店に慣れてきたら、自分のお店でも行列や人だかりを作ってみましょう。
これは実際に伺った話ですが、飲食の出店者の中には、行列を作るためにあえて少しゆっくり作業をする方もいるそうです。そうすることで行列が行列を呼び、売り上げが上がるのだとか。
とはいえ、ゆっくりすぎるとお客様が待ちきれずにほかのお店に行ってしまうこともあるでしょう。スピードの加減には注意が必要です。
作業スピードをコントロールしてあえて行列・人だかりを作ることも、売れるためのコツの1つといえるでしょう。
まとめ
今までの出店経験から、マルシェで売り上げを上げたいと考えるなら、
- マルシェ選び
- 商品選び
- ディスプレイ
- 接客
の4つが主に重要かなと考えています。
とはいってもすべて一気にはできないので、まずは取り掛かりやすいマルシェ選びから始め、次にほかの要素に移っていくのがいいかなと感じます。
また、SNS集客を出店初心者の方におすすめする記事もありますが、個人的には慣れるまでは集客はマルシェに任せて、自分はほかの部分に力を入れるのが効率がいいと思います。
時間は24時間と限られているので、自分にしかできないことに力を注ぎましょう。
この記事が、あなたのマルシェでの売り上げUPの力になれば幸いです。
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