
マルシェの出店料っていくらくらいが相場なんだろう?

初めてだから出店予定のマルシェの出店料が高いのか安いのかわからない…
初めてのマルシェ出店だと比較できるものが少ないので、出店料が一般的にどれくらいかかるものなのかわからないですよね。
そこで今回は、マルシェ出店歴5年の私オータクが、マルシェ出店料の相場を解説します。
ざっくりとでも相場を把握すれば、出店料が高すぎるマルシェに出店して後悔することを防げますよ。
マルシェ出店料の相場は?|出店スタイルで大きく変わる
マルシェの出店料と一口に言っても、マルシェの規模、何を販売するか、どうやって出店するかなどで金額は大きく異なります。
そのため、一言で「〇〇円が相場です」と言いにくいなというのが出店経験者としての本音です。
そこでここからは、出店料がどんな要因でどれくらい変わるのかと、ざっくりとした相場感をマルシェ出店歴5年の経験から解説していきます。
マルシェの規模による出店料の相場の違い
これは想像しやすいと思いますが、マルシェの規模の大きさで出店料は大きく変わります。
規模の大きいマルシェは出店料が高くなる傾向にあり、反対に規模の小さいマルシェは出店料が低くなる傾向があります。
私が今まで経験したマルシェの出店料をお伝えすると、規模の小さなマルシェは出店料1,000円〜3,000円程度。規模の大きなマルシェで5,000円〜15,000円くらいです。
規模の大きなマルシェは集客力が高いことが多いので、売上の伸びを期待できます。
ただ、初心者のときに大規模なマルシェに出店すると販売量や必要な釣り銭の量が想像しにくく、早々に売り切れてしまったり、釣り銭を切らしてしまったりという心配も。
初めの頃は規模の小さなマルシェに出店して、徐々に大規模なイベントにシフトしていくのがおすすめです。
◆釣り銭の準備で失敗したくない方はこちらの記事もぜひご覧ください!
出店品目による出店料の相場の違い
実は、出店品目によっても出店料は異なります。
例えば、同じマルシェ内でも、雑貨などのハンドメイド作品の出店者は3,000円、飲食の出店者は5,000円ということは普通にあるのです。
おおよそ、コーヒーも含めて飲食系は高めに設定されていることが多いです。だいたい物販系出店者の1.5倍〜2倍くらい。
また、マルシェのコンセプトによっては野菜を出店する方の出店料が安くなっているなど、運営側が集めたい品目によって出店料が変わっている場合も。(一般3,000円、農家さん1,000円みたいな感じ)
出店品目によっても、出店料が変わることは覚えておきましょう。
テントorキッチンカーによる出店料の相場の違い
テントで出店するか、キッチンカーで出店するかで出店料が変わるケースも多々あります。
例えば、同じマルシェで同じ飲食系でも、テントなら5,000円、キッチンカーなら10,000円だったりするのです。
マルシェにもよりますが、その差はだいたい1.5倍〜2倍くらい。
とはいえ、テントでもキッチンカーでも出店料が変わらないマルシェもあります。
キッチンカーでの出店を予定している方は、応募前に募集要項などで出店料をしっかりチェックしておきましょう。
マルシェ出店料の支払い方法は3種類ある
マルシェに出店する際は必ず出店料を支払いますが、実はマルシェによっては出店料の支払い方法が異なるケースもあります。
ここからは、マルシェ出店料の支払い方法についてご紹介します。
支払い方法は大きく分けて3種類。初心者の方は知っておけば、急に言われて驚くことがなくなりますよ。
固定出店料|〇〇円と決まった金額
まず1つ目は、固定された金額を支払う「固定出店料」です。
固定出店料の場合は、売れた金額にかかわらず「1ブースあたり〇〇円」といった感じで支払います。
売れれば売れるほど利益額が増えるのが固定出店料のメリット。一方、出店料を超える売上がなければ赤字になります。悲しい。
感覚的にはおおよそ90%くらいのマルシェは、固定出店料を採用しています。
変動出店料|〇〇%と売上によって変わる
2つ目は、売上によって金額が変わる「変動出店料」です。
変動出店料は、「マルシェ当日の売上に対して〇〇%」というかたちで支払う形式。
例えば、出店料が売上の10%と設定されていた場合、当日に売上が100,000円なら、10,000円を出店料として支払います。
変動出店料は売れれば売れるほど出店料が上がってしまいます。ただ、売れた金額が少ない場合は出店料も少なくなるので、赤字にはなりにくいです。嬉しいのか悲しいのか。
マルシェで変動出店料を採用しているのはあまり見ないです(私は5年間で一回だけ経験あり)。運営側も管理するの大変でしょうし。
「こういう形式もあるんだな〜」くらいで覚えておきましょう。
固定出店料+変動出店料|上記2つの組み合わせ
ほとんどないですが、上記の2つを組み合わせた「固定出店料+変動出店料」というタイプもあります。
採用するのはかなり大型のイベントくらいなので、これからマルシェに出店しようという方は「こういうのもある」という認識だけで十分です。
【要確認】マルシェで出店料以外に支払うことがある費用
マルシェに出店する際に絶対必要な出店料ですが、場合によってはそれ以外にも支払う必要があることも。
そこでここからは、マルシェで出店料以外に支払うことがある費用について解説します。
チェックしておけば、「こんなにかかると思わなかった…」と後悔することを防げますよ。
テーブル・イスなどのレンタル料
マルシェによっては、出店に必要な道具を貸し出ししてくれることも。
自分で購入せずレンタルする場合は、このレンタル料金が必要になります。
マルシェで貸し出してくれる道具の一例は以下のとおりです。
- テーブル
- イス
- テント
- コードリール
それぞれのレンタル料金はマルシェごとに大きく異なるので、募集要項をチェックしてください。
レンタルを活用する場合は、出店料に加算してこのレンタル料がかかることを覚えておきましょう。
◆長期的にマルシェ出店を続けるなら、絶対にレンタルよりも自分で買った方がお得です。
マルシェ出店におすすめのタープテントを知りたい方はこちら
マルシェ出店におすすめのテーブルを知りたい方はこちら
電気使用料
こちらもマルシェによりますが、電気の使用に対して使用料が発生する場合も。
私のこれまでの経験でお伝えすると、1日で500円〜2,000円程度です。もちろんマルシェによって金額はまちまちなので、しっかりチェックしておく必要があります。
電気を使用する場合は、出店料にプラスして電気使用料を支払う必要があることも知っておきましょう。
出店料に見合うマルシェかどうかの判断方法
出店料の相場がわかったとしても、そのマルシェが出店料に見合っているのかどうかの判断は難しいところですよね。
そこでここからは、出店料に見合うマルシェかどうかの判断方法を解説します。
提示された出店料が高いのか安いのかがわかれば、どのマルシェに出るべきなのかがわかるようになりますよ。
マルシェの視察をする
まず絶対必要なのが、出店予定のマルシェを視察すること。
なぜなら視察をすることで、人通りが多いのか、モノはよく売れているのかなど、リアルな様子がわかるからです。
反対に視察をせずホー厶ページやSNSの雰囲気だけで決めてしまうと、実際に出店してから「全然人が通っていない…」なんてことも。マジであるよ。
ひとまずは遊びに行く感覚で全然OKなので、出店を決める前に人通りがあるかないかくらいは確認しておきましょう、
とりあえず1回出店してみる
副業でマルシェ出店する方などは「視察している時間なんてないよ…」という方もいるかもしれません。
そんな場合は、思い切ってとりあえず出店してみるというのもアリです。
1回出店すれば、売れるのか売れないのか、利益は出るのかなど、いろんな情報が手に入るからです。
出店してみてあまりにも売れないようであれば、「次回は辞めておこう」などの判断ができますよね。
考える前に行動してしまって、今後も出店するかを決めるという方法もありますよ。
まとめ
マルシェ出店料の相場を出すのはぶっちゃけかなり難しいです。
なぜなら、マルシェの規模や出店スタイルによって大きく出店料が異なるから。
そのため今回は、出店料がどんな要因でどれくらい変わるのかと、ざっくりとした相場感をお伝えしてきました。
相場を知るのも大事ですが、より大事なのはその出店料で利益が出せるかどうかという点です。
そのために視察をしたり、とりあえずお試しで出店したりすることをおすすめします。
この記事を参考にして、初めてのマルシェ出店を成功させてくださいね!
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